いつまでもニートだと思うなよ

つい最近まで明日の予定も把握していなかったASD&ADHD併発者が、うつ病6年目にしてニート脱出を決意。日々あがいてはドッタンバッタンする日記。時々ライフハックも。

性別違和だと思ったら違った話

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発達の人は性別に違和感ある人が多い?的な話をこの前チラ見して思い出した、自分の体験談です。

「女だけど男になりたい」タイプかと思ったら特に何もなかったという話です。

 

書き手である私、ひよこ氏は、ASDADHDを併発しており、うつ病6年目に突入した社会人経験ゼロの26歳無職です。最近はそこそこ回復してきたのでニート脱出という目標を掲げてブログを書いています。

 

 

 

性別違和の疑惑


‪ひよこ氏は中学の時から、今から数年前までの約10年間、家族全員から性同一性障害(当時の言葉です、現在は性別違和ですね)的な何かを疑われるぐらいには自分の性別に対する嫌悪感がありました。

 

こいつは生物学上は女だけど、性自認は男ではないか、と疑われていたのです。

 

(疑われたのは家族がその辺詳しくなかったと言うのもあります。本物の当事者の方はこんな次元じゃなく苦しんでいる方が多いと思います。)


しかし今となって分かったのですが、ひよこ氏にはどうやら性別違和的なものは特に何もないようです。おそらく性自認に関してはマジョリティ側なのです。

 

 

 

 

女である自分が許せない


実際、中学ぐらいからつい数年前まで、自身の性別に対する嫌悪は続いていました。

 

女の体が許せなくて、本当に気持ち悪くて、自分の体型を意識させられるような服は着れないし、胸をなくすために無理に痩せようとしたことも何度もありました。

 

食事制限しすぎて生理は止まるし、風邪はひきまくるし全然治らないし、最終的に1ヶ月以上寝込むハメになったりしました。

 

下着も気持ち悪くてなかなか着けられませんでしたし、風呂の鏡とかも見れなかったです。

 

 

 

 

なんか治ってきた…?


ところが数年前から、徐々に女であることや自分の体型が平気になってきたどころか、積極的に可愛い服を探すようにまでなったわけです。化粧まではしないけど。

 

残ったものと言えばジェンダー的なものへの違和感ぐらいです。それ以外はわりとすんなり自分の性別を受け入れるようになったのです。

 

 

 

 

なぜ違和感が消えたのか


‪「じゃあ当時のアレは何だったんだ」と思ったわけなのですが、これからその点を考察します。

 

結論から言うと、ひよこ氏は女であることが嫌だったのではなく、「大人の」女になることが嫌だったようです。

 

もっとシンプルに言えば、

「まだ小さな少女でいたかった」

とも言い換えられるでしょう。

 

 

大人になりたくない

 

実はひよこ氏の場合は性別への嫌悪は中学からなのです。ちょうど、ジェンダー的なものが大きくなる時期。


そして何より、否が応でも自分が大人の体になってしまう時期。


ジェンダー的なものへの反感はもっと上手く語ってくれる方が沢山おられるので割愛しますが、まあひよこ氏もその辺がかなり嫌だったわけです(雑)


それで、ジェンダーよりももっとキツかったこと。

 

それが

自分が大人であることを自覚させられること

でした。

 

ではなぜ大人の女になることが嫌だったのか?

 

結論から言いますが、それは、

精神年齢がめっちゃ低かったから。

 


現在26歳ですが、発達あるあるを見事に体現しており、精神年齢は15ぐらいらしいです(周囲の人の意見)。

 


で、凄くカッコ悪い話ですが、実際に自分でもそれぐらいの年齢に見られたい、という願望があります。(お恥ずかしい話です。いやもうニート日記書いてる時点で恥ずかしがることもないか)


もはや小学校に上がる頃にはすでに同世代と比べられるのが怖くて、年下に見られたい願望がずーっとありました。

 

それは大人の責任を回避したいとか、働きたくない、とかではなく、「この年齢でこれかよ…」と、同世代と比べられることがとにかく怖かったからです。(まぁ発達障害由来なのか、同世代と比べて出来ないことが多かったからだと推測されます)

 


こんな願望と服装と、精神年齢の低さが顔に出てるのか、実際にいつも中高生ぐらいに間違われてます。成人してると思われたことがマジでありません。まあ本望ですが。

 

で、話はそれましたが、この精神年齢がちょうど思春期に入って少し経ったころ、性別への嫌悪感が減っていったのです。

 

 

 

男になりたいわけでもない

 

昔は男になりたいと思っていたこともありましたが、現在振り返って考えると、「まだまだ子供でいたかった」と言う感覚が近かったわけです。

 

当時は気づいていませんでしたが、

女だから嫌、じゃなかったんです。

 

多分ひよこ氏は、

男に生まれていたとしても、

身長が伸びることや、声変わりを嫌がっていたと思います。

 

いや、むしろ男であった方が辛かったかもしれないです。男性の方が「可愛い子供」から急激に「大人の男」になり、守られる側としての立ち位置を失うので。

 

まぁここら辺は何を重要視するかによって辛さを感じるポイントも変わってくるので、「男が辛い」とか、「いや女の方が」という議論をするつもりはありません。男だと辛いかもってのは、守る側と守られる側という一つの視点から見た時に、ひよこ氏がフワッと考えただけの話です。

 

あと、(既に貯金して手術済みの)友達に、

「(胸を)取っちまえばいいじゃん」

と言われたこともあるのですが、なんだか後で後悔しそうで出来ませんでした。確かに胸は要らないって気持ちは強かったのですが、不思議ですね。まぁ金もなかったのですが。

 

そんなこんなで、男になりたかったか、と言われるとそれもまた違うな、という感覚なのです。

 

 

 

性別違和かどうか分からない方へ

 

この記事を読んでいる方は性別違和っぽい症状があり、実際自分はどうだろうかと迷っている方、またその関係者の方もおられると思います。

 

時々ネットでも話題になりますが、手術などをした後に、やはり違和感を感じて元に戻す方も一定数おられるようです

 

私もこの辺りに詳しいわけではないので、あまり一般的な意見は言えませんし、断定もできませんが、

 

「手術などして良かったと言う方の昔話」や、逆に「手術などをして後悔した方の昔話」を参考にすると良いかもしれない、と個人的には思います。

 

私の体験ですが、

私の友人(胸を取って満足している)と自分を比較した時、やはり何かレベルが違うと言うか、同じではないと言う感覚が強かったのです。

 

私は少女でいたかっただけなので、

スカート履けるんですよ。

 

でも友人は男になりたかったので、

スカートが履けないのです。

 

こういう所にも違いが出てきていたのです。もちろん「スカート履けるから性別違和じゃない!」とかではないと思いますし、あくまで総合的に考えた方が良いと思います。(だからこそ沢山の体験談を見た方が良いと思います)

 

まあ、本当に一概には言えないし、素人の比較だけで正解が分かるのなら専門家はいりませんから、マジで参考程度に留めて欲しいのですが、

 

昔の自分に、自分が性別違和かどうかの判断をしてもらうとしたら、やはり

「手術などをして良かったと言う方の昔話」

や、逆に

「手術などをして後悔した方の昔話」

を参考にさせるかな、と思った次第です。

 

 

 

まとめ

 

中学から10年間、性別違和を疑われていたひよこ氏でしたが、実際は性別違和ではありませんでした。

 

ひよこ氏は、

女である事が嫌だったのではなく、「まだ」大人になりたくなかった

だけでした。

 

結果的に、やや成長してきて、気持ち的に思春期に入った段階で自分の性別(というか体の成長)を受け入れる事ができました

 

これに気付かない段階で、手術などをしなくて良かったなと現在は思っています。

 


※これは、あくまで1つの事例の話です。

発達の人に本物の性別違和の方はいない!とかそんなことは、断じてありません。


統計的な割合はちょっと違うかもしれないけど、定型だろうが発達だろうが、一定の割合で性別違和を抱えた方は存在します。


むしろひよこ氏の方がかなり珍しいケースかもしれません。誤解なきようお願いします

 

 

読んでくれてありがとうございます

詳しい分野ではないのでうまく書けなかった点や、語弊があったりもするかと思いますが、関心をもって最後まで読んでいただきありがとうございます。1人でも参考になった方がいれば幸いです。

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