いつまでもニートだと思うなよ

つい最近まで明日の予定も把握していなかったASD&ADHD併発者が、うつ病6年目にしてニート脱出を決意。日々あがいてはドッタンバッタンする日記。時々ライフハックも。

うつ病人が「行動するバカ」になったら悪化した

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「知識ばっかりで行動しないのはダメ」とはよく聞きますが、じゃあ「知識ゼロで行動しまくる」が正解なのかと言うと、そうでもないようです。

このような「知識ゼロで行動しまくる人」は「行動するバカ」とも呼ばれ、ビジネスの世界などでもあるべき姿として持ち上げられています。

しかし、ひよこ氏は実際にやってみて感じましたが、これは使い方を間違うと相当危険だなと感じました。(特にうつ病とか苦境にいる方)

 

ちなみに、私ひよこ氏は、ASDADHDを併発しており、うつ病6年目に突入した社会人経験ゼロの26歳無職です。最近はそこそこ回復してきたのでニート脱出という目標を掲げてブログを書いています。

 

 

うつ病を治したい!

私ひよこ氏は、うつ病6年目です。
4年前のこと、うつ病の診断を受けて、休学し、微妙〜に何かする余裕(?)が出てきた頃、ひよこ氏の悪あがきは始まりました。

うつ病に対する知識は当時ほぼゼロだったので、とりあえず何か勉強しようと言うことになりました。まぁここまでは良かったんです。

まず近所の図書館に行って、健康書を漁りました。そこで、「健康には断食!うつ病にも効くぞ!」みたいな本を見つけました。

 

 

行動するバカになるぞ!

とにかく知識じゃなくて行動だ!って書いてある本を何度も見ていたひよこ氏は、
「そうか行動すれば良いんだ」と短絡的に考え、断食の本にそのまま従い、医師への相談もなく、断食を始めました。
(断食が誰にでも良くないというわけではありませんが、ひよこ氏はあとでわかるのですが低血糖になりやすい体質だったので断食がアウトだったのです)

当然、体調を崩しました。

 この時は「とにかく今の苦痛から逃れたい」としか考えることができない異常事態でもありましたからね。精神状態が。

 

 

失敗した…もう終わりだ…

こうして、断食でうつ病を治そう作戦に失敗したわけですが、ひよこ氏は行動するバカを目指したせいで、うつ病の治療法を他に1個も知りませんでした。

断食という対処法を見つけて、他のものを調べたり検討することもなく、断食しか知らないまま縋るように飛びついたので、それに失敗した今、ひよこ氏の脳内にはもう、うつ病の対策が1個も残ってないのです。

アホみたいですが、この時の感情は「万策尽きた、もううつ病は治らない」でした。完全に絶望していたのです

自分が知っている唯一の解決策(かもしれない何か)が失敗に終わったのです。

 

 

 

行動するバカは何度も失敗する

当時はうつ病のせいか、引くほど打たれ弱くて、失敗のダメージが本当に大きかったというのもあるのですが…

(自分の中での)唯一の作戦が失敗すると結構落ち込みます。いや本当に当時は絶望でした。

「絶望しても立ち直って何回も新しい作戦にチャレンジすれば良いじゃん」
って思われるかもしれませんが、失敗と絶望を繰り返すのはけっこう危険です

 

 

 

失敗を繰り返す危険性

確かに何度も絶望したとしても、最後まで諦めずに続けられる人はいるでしょう。
(正確に言うとその人が「何回、またはどのレベルまでの失敗に耐えられるか」と「いつ目標が叶うのか」という戦いに運良く勝てるかどうかなのですが)

巷で「行動するバカになれ!」とか言ってるのは多分たまたま自分の限界(個人差あり)が来る前に目標が叶った人だと思います。

でも、特にメンタルに困難な課題にぶち当たってる方が「行動するバカ」になって、失敗と絶望(万策尽きたという感覚)を繰り返すとどうなるでしょうか…

一回の失敗あたりのダメージ量が甚大なのです。

ついでに言うと、うつ病含め精神疾患の治療は困難を極めるケースが多いです。医者が当たりだったり神みたいな支援者がいたらアレですけど、普通に起業とかするより断然難しいんじゃないの?って思います。(※個人の感想です)

失敗に打たれ弱い上に、目標(うつ病の治療)の難易度が高すぎる。ひよこ氏はそんな状態なのに、無策にも「知識ゼロのまま行動するバカ」になったわけです。

最終的にひよこ氏は、希望も持てずに何も行動できない学習性無力の状態になりました

 

 

まだまだァ!

とはいえひよこ氏、学習性無力になる前はけっこう諦めずに頑張ってました。

話は戻りますが、断食に失敗した後はなぜか「薬が良くない」という情報を目にしました。

(※なぜこんな情報ばかり集めるのか?→A. この段階で「簡単に治る」とか、「本当の原因はメンタルじゃない」みたいな甘い言葉にすがりたかったからです。今考えるとアホ)

ひよこ氏は当時判断力がゴミだったので、家族に黙って突然の断薬を試みました。そして当然、離脱症状で大変な事になり回復が遅れました。

 

 

行動するバカは悪手にハマりやすい

ひよこ氏の場合、まず集めた情報がダメだろという話でもあるのですが、

「知識ゼロで行動」しようとすると、1つ対処法を思いついたら考えなしに爆速で飛びついてしまいます。それも他の選択肢と比較検討することもなく、まるで唯一の答えかのように

たった一つの思いつきを唯一の答えだと信じ込んで行動するとどうなるか…

ひよこ氏のように自己判断の断薬など、明らかな悪手にハマりやすくなります

人間、自己判断の断薬とかいう明らかな悪手でも、自分にとって唯一の策であれば飛びついてしまう危険性が高いです。なぜなら他を知らないから。

こう考えていくと、知識ばっかもダメかもしれないけど、知識ゼロも結構ダメじゃね?という風に感じてきましたね。

 

 

では行動するバカはダメなのか

「知識ゼロで」行動するバカはダメ。
これがひよこ氏の結論です。

たしかに、「知識ばっかで行動しない」のも変化がないからダメかもしれない。

でも、「『知識ゼロで』行動しまくる」のは
①悪い手にハマりやすい
②失敗が多くなるので諦めやすい(最悪病む)

以上の二点からあまり賢い戦略とは思えません。これが私ひよこ氏の見解です。

 

 

行動するバカ2.0

行動するバカ良くないじゃんって散々言ってきましたが、ひよこ氏が言いたいのは、「『知識ゼロで』行動するバカ」がダメなのです。

では知識ゼロではなく、知識をある程度入れてから行動すればいいのです。ある程度の知識さえあれば、行動するバカになっても良いのです。
そこで、ひよこ氏が提案したいのは、

「行動するバカになる前に、行動すること候補を大量に持っておこう」

です。(↑最重要!)

①悪手にハマりやすいに対して、
複数の対策を知っていれば、行動の前に比較検討ができます。そうすれば、少なくとも断薬よりマシな手段にたどり着く確率はグンと上がります。

②失敗が多くなるので諦めやすいに対して、

複数の対策を失敗する前から用意しておけば、失敗しても、「万策尽きた、絶望した」状態にはなりにくいです。まだまだ他の策は残されているので、1個上手くいかないことがあっても、圧倒的に落ち込みにくいです。

 

 

微妙に黒歴史晒します

長くなったので最後に、ひよこ氏が知識ゼロで行動しまくってた頃にやらかした所業の数々をご覧頂きまして、この記事の締めとさせていただきます!

読んでくれてありがとうございます

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