いつまでもニートだと思うなよ

つい最近まで明日の予定も把握していなかったASD&ADHD併発者が、うつ病6年目にしてニート脱出を決意。日々あがいてはドッタンバッタンする日記。時々ライフハックも。

私のうつ病は焦りとの戦いだった-回復の契機と今の夢-

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私、ひよこ氏はうつ病6年目になります。現在は端的に言うと治りかけってやつで、抗うつ薬もかなり減ってます。

うつ病は、辛くて死にたくなる病気。出来ていたことが出来なくなる病気。一般ではこんなイメージでしょうか。少し知ってる方なら身体症状もご存知でしょう。でも、うつ病で動けない・働けないがゆえに、言わば二時的に、症状がメタクソに悪化することってあるんです。



うつ病になった私が困ったこと

 

治りかけの時期長っ!!!
ひよこ氏の自己判断ですが、回復期と呼ばれる時期は合計4年はあったと思います。逆に、毎日寝たきりの急性期は何度か繰り返したのですが合計でも半年か1年ぐらいで済みました。死ぬかと思ったけど。

いや回復期…4年ですよ、4年。キラキラ輝いているはずの20代前半がガチで全部なくなりましたよ

 

治りかけは当然「治ってない」
で、じゃあ回復期はそこそこ元気で普通に働けるかっつーとそうでもないわけです。だって、急性期ほどじゃないってだけで結局病気ですからね。
ちょっと死にたさがマシになって、前よりは頭が働くようになって、布団から出られる時間がちょっと増えただけなんです。

ところで、ひよこ氏はどうして急性期を繰り返したのでしょうか?



…タイトルの通りですが、答えは焦りです

 

●「焦り」との仁義なき戦い
どこかのブログで語ってる方がおられました。「うつ病の回復を最も妨げるのは『焦り』ではないか」と。実はひよこ氏もこの「焦り」にやられたクチです。

 

●仕事したいのに…
うつ病の人って基本的に自尊心バキバキなんですが、ひよこ氏も無価値感が凄くて、何もしてない自分が許せなかったんです。周りは就職していきましたし本当に焦る焦る。

焦り倒してバイトとか探しまくるけど医者に止められる始末。治験に参加しようと思っても薬飲んでるからダメ。バイトは体調の波が激しすぎてダメ。そもそも頭も体もまともに動かないうえ、尋常じゃない傷つきやすさ(症状)があるのに働けるはずがない。働けないならせめて成長しようと今度は勉強しようとする。それでも、「周りは皆働いてるのに」と思うともう焦燥感で全身がザワザワ…勉強には全く身が入りませんでした。

 

●むしろ生きてても良い理由をくれ
こんな状況で働けず、勉強も職業訓練らしきものもできず、ひよこ氏は徐々に「自分は社会のお荷物なんじゃないか?」とか思いはじめました。生きてるだけで迷惑なんじゃないかと。でも家族は死ぬなと言う。それでも世間は許すわけがないし…

うつ病あるあるだと思いますが、「他の人は良いけど、自分は世界一のクズ人間だから働いて成果を出さなきゃ許されない」みたいな思考もあったわけです。

そりゃ自己肯定感を高めてそんな思考から脱出するのが理想的かもしれませんが、うつでボロボロの人間が自力で自己肯定感を高めるのはけっこう無理ゲーに近いと思うんです。というかひよこ氏には無理でした。

とにかく、働けない自分でも何か成果を出したり役に立ったりしたかったんです。なんでも良いから自分が生きてても良い理由が欲しかったんです。

 

回復の契機

まだ完全には治ってませんが、回復のきっかけとなった出来事は本当にたくさんあります。それらの積み重ねでひよこ氏は少しずつ良くなっています。たくさん書きたかったけど論点がずれるので今回は一つだけご紹介します。

 

ボランティアとの出会い
働けない働けないと焦り倒していた時ですが、妹に勧められて週一のボランティアを始めることにしました。「ドタキャンしても許されるし、少しだけ給料(交通費)出るし、めっちゃ感謝されるぞ」と言われて、思い切ってその話に乗りました。

ボランティア先はフリースクールで、自分よりも若くして困難を抱えた子供達がたくさんいました。そこで勉強を教えたり遊んだりとしていたわけですが、まぁ本当に感謝される

 

ちょっと生きてても良い気がしてきた
ボランティアしてからゴリゴリ体調が回復した、なんてことはなかったのですが、メンタルは落ち着いてきました。ボランティアなんてキングオブ社会貢献ですからね。
ちょっとは自分にも存在価値あるんじゃね?って感覚になってきたわけです。

 

そんな私が作りたい空間

ひよこ氏は前回の話のように、店長を目指しております。店長って言ってもよく見る飲食店の形ではなく、場所づくりの要素を重視してます。今まで書いたような経験から、「こんな空間を作りたい」という欲が出てきたんです。

どんな空間か端的に言うと、いつでもポッと行ってポッと働けるような、気楽に仕事ができる空間です。もっと言えば、仕事じゃなくてもボランティアでも良いですし、居場所でも良いんですけどね。

やっぱり自分みたいに、せっかくうつ病が治りかけなのに「焦り」に潰されるのってめちゃくちゃもったいないし、本当に苦しいと思うんですよね。

ただ、このような空間は、なにもうつ病回復期の方限定ではなく、何らかの理由でまだ働けないという方のステップアップにも役に立つと思っていますし、そういう方にも来て欲しいのです。

 

色んな人に来て欲しい理由
私が作りたいのは「踏み台」なんです。社会との架け橋です。病気の人だけの空間にすると、社会に出た時のギャップが大きすぎるんですよね。就労移行にも通ったことがありますが、かなり守られてるんです。もちろんそういう空間が必要な時期もあるけど、この守られた空間の次がいきなり一般企業って結構エグいと思うんです。

そんなわけで、色んな人の居場所であり、気楽に仕事もできる空間を作りたいと思ったわけです。

 

うつ急性期の人がかわいそう?
いやいや、治りかけよりも、急性期でもっと辛い症状の人いるじゃん!って言う方のツッコミもあるかもですね。

確かにひよこ氏にも希死念慮バリバリ、ほぼ寝たきりで枕は涙でビシャビシャ、みたいな時期もありましたし、とても苦しいことは多少なりとも想像できます。

でも、このレベルの人と関わるのって専門家とかじゃないと厳しいので、ひよこ氏の能力的にはむしろ足手まといになりかねんと言いますか、今のところ無理だろうなと考えてるのです。悲しいけど、今はまだ手が届かないのです。

 

あとがき

読んでくれてありがとうございました。本当はひよこ氏が作りたい空間の条件って、他にも色々あるんですが、なんか1つ語るだけでアホみたいに長くなってしまいましたので、ここら辺で終わりにします。長々と読んでくれてありがとうございました!

 

●最後に

長々とニートの話を読んでいただきありがとうございます。3本目の投稿ですので至らない点も多いかと思いますが、1人でも楽しんでいただけた方がいれば幸いです。

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※注意
うつ病って言っても人口めっちゃ多いですし本当に症状も多種多様です。ひよこ氏は断じてうつ病代表」ではありませんのでご理解のほどお願いします。