いつまでもニートだと思うなよ

つい最近まで明日の予定も把握していなかったASD&ADHD併発者が、うつ病6年目にしてニート脱出を決意。日々あがいてはドッタンバッタンする日記。時々ライフハックも。

発達うつ病人が就職を諦めた話

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「店長になりたいだぁ? ニートのクセに夢見てないでさっさと就職しろ!」…みたいな言葉を、医者からめちゃくそ婉曲的にマイルドな形で先月言われたばかりのひよこです。

まぁ至って正常な反応だと思います。医者じゃなくても大半がそう思いますとも。

でもね、ひよこ氏だってできるもんなら就職したかったですよ。「店長なるー」とか言ってるのには事情があるんです。(店長の話はこちら)


初診だったこともあり、華麗に医者から誤解されまくった挙句こんな風に言われたひよこ氏は今日の受診(2回目)で、この誤解を解かねばならんわけです。

…というわけで、この記事は今から病院の先生に話す内容そのまんまです。もちろん診察の結果も追記いたします。

 

仕事できなすぎてサークル辞めた

意味わからんと思いますがマジです

大学の理系ものづくり系サークルで厳しくもない環境だったのですが、2年生になったら小規模で簡単なお仕事がいくつか与えられて、そのうちの1つをひよこ氏は同期と2人で請け負ったわけです。

仕事内容は簡単。部のTシャツを枚数を集計して注文するだけ。いや本当にこれだけです。しかも2人でやったんですよ。
ところがそもそも全体メールで枚数を聞くだけなのにメールが書けず、突発的な要望が来てパニックを起こし、注文のやりとりも相方任せなのに相方とのやりとりがまず出来ない。

結局自分の尻拭いを同期にさせることになり、自分は「社会に出たら死ぬ」と確信しました。

この仕事には2週間かかりましたが、その間、授業に出る以外の行動が何一つできませんでした。あとこれ終わったあと1ヶ月以上熱が下がりませんでした。

苦い経験でした。結局、この先はもっときつい仕事が増えるということを知り、自分には絶対無理どころか迷惑をかけるだけだと悟り、高校の時から入りたいと思っていたのに、そのサークルを辞めました。

 

「お前は社会でやっていけない」

ひよこ氏は小6でASDと診断されたわけですが、その病院でASDの専門医と会話が成立しなかったぐらいには酷くて、まあそんな奴を見てたら親も不安になるわけですよ。

ことあるごとに、
「お前は社会でやっていけない」
「もう中学生になるのに幼稚園児でも出来ることができない」

挙句の果てには、最重度自閉症で言葉も喋れない妹と比較して、
「妹よりお前の将来の方が心配だ」
とか言われてました。

親も妹の世話とか(最重度自閉症とか調べたら分かりますが相当やばいです)で、いっぱいいっぱいだったとは思うし、充分頑張ってもらったとも思ってるので、誰を責めることもできんわけですが、 

まあこんな事言われて育ったので、最終的にひよこ氏はこう考えるようになりました。

「研究者になれなかったら死ぬしかない」

 

研究室入った瞬間うつ病

でも、仕事ができなくても研究者になればなんとかなるだろう(大間違い)と思い込んでいたので、当時は不安は少なかったのです。

研究者は、多くの人に向いてると勧めてもらえた職業だったので(逆にそれ以外に向いてないとも言うが当時は気付かず)、研究室で頑張れば良いと思って勉強にしがみつき、一番人気の研究室に成績トップで入りました。

ところが、キャンパス移転で通学が片道2時間になったとか、同期に裏切られてえらいことになったとか色々要因はあるものの、研究室の活動が始まった直後にうつ病になりました。

うつ病あるあるですけど、論文どころか本や教科書も読めないんですよ。一文字ずつ書き写しても読めない。でもうつ病の症状とか、当時はよく知らなくて、(本当は症状のせいだったけど、)その分野に向いてないと確信してしまったのです。

(まあ今は諦めて良かったと思ってます。研究者、仮説と検証は楽しいけどフィードバック遅すぎてつまらんから)

ここで恐ろしいのは、この時点でひよこ氏にとっては生きる道が全て閉ざされてしまったように見えてしまったことなんですね。本当に人生の選択肢はたくさん持っておいた方が良いんだろうなって思いました。

ちなみに大学は、先生が神だったのと合理的配慮で出席全部免除で、ゴミみたいな論文一本で卒業させてもらいました(もちろん留年はした)

 

就労移行にも通ったのに

大学卒業後、引きこもりの妹と一緒に開業してみたり(仕事は合計3日しかできなかったというクズっぷり)、なんだかんだあったんですが(長いので省略)、障害枠ならギリ働けるんじゃないかという淡い期待を持って就労移行に通うことにしました。

ところが、これまた上手く行きません。
うつ病もけっこう極めてたので、短時間勤務じゃないと無理だろうと言われてたのですが、そもそも精神障害はほとんど募集がなくて、派遣ですら障害者いらないって言われる始末

転職サイトで企業からオファーが来たから「障害枠ありますか?」ってメールしたら、「障害名や配慮事項を詳しく」と聞かれ、丁寧に返したら「ウチは障害者募集してません」と返されたこともあります。絶対精神だから断っただろ…

もともとフラッシュバックしがちな人間で、一社落ちただけで過去の否定の歴史が丸ごと蘇り、もう死ぬしかないと絶望し、それを何度も何度も繰り返しました。

そんな経験ばかりを積み重ね、精神状態はどんどん悪化して、フラバはおさまることを知らず、布団を殴り続ける日々が続きました。

最終的にひよこ氏の状況を心配した親に止められ、ひとまずは大学院に行った方が幸せだし、新卒になれば就活もやりやすくなるだろうと進路変更を勧められてしまいました。(結局それもやめて放送大学の学部の科目履修生に)

 

もはや就活がトラウマ

社会でやっていけないと刷り込まれ、

サークルの簡単な仕事すらできず、
唯一できそうだった研究の道も脱落し、
就活ではうつが悪化して親に止められ、

ひよこ氏は完全に学習性無力感とも呼べる状態になりました。

合理的に考えたら他の道はいくつもあるはずなんですよ。A型の事業所とかアルバイトとか、それに就活だってもっと数を打てば…。それでももうひよこ氏は心を折られてしまったんです。

就活と聞いただけでフラバしてどうにもならなくなるんです。恋人が就活してるのを見ただけで発狂しそうになるんです。普通に会社で働いてる人を見ると死にたくなるんです。

もう就活界隈には近づけない体になってしまったんですよ。メンタルじゃないですよ。体です。それぐらい無理なんです。就活生とか見たら普通に嫉妬しまくりですよ。できるもんなら就職して安定した人生が欲しかったですから。

でも、ひよこ氏の中では、これ以上就活することはもはや、猛烈な勢いで死に近づく行為でしかないのです。

 

「店長になりたいだぁ? ニートのクセに夢見てないでさっさと就職しろ!」

冒頭で先生はこういう趣旨のことを仰ってましたが、夢だなんてそんな甘いもんじゃないですよ。たしかにやりたい事ではあるという点では夢かもしれないけど(ここで微妙に語ってます)、

店長ってのは、ひよこ氏が生き延びるために残された最後の選択肢なんですよ。

…さあ、病院の時間なのでそろそろこれ持って行ってこようと思います。絶対全部は喋れないですね。ひとまず、長々と読んでくれてありがとうございました!

最後に

長々とニートの話を読んでいただきありがとうございます。まだまだ始めたばかりですので至らない点も多いかと思いますが、1人でも楽しんでいただけた方がいれば幸いです。

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(追記)病院行ってきた

なにやら前の病院から紹介状が届いていたようで、就職ウンヌンの前にフラバ治しましょう的な感じになりました。これ書いた意味。

で、具体的には感情にラベリングするところから始めましょうということでした。

あとなんか呼吸法習いました。
「この呼吸法をマスターすれば、かなり楽になると思いますよ」
とのことでしたが、どこかの人気作が頭に浮かんであんまり話が入ってきませんでした。完。